車検に通すための修理をしないなら、不適合と言われた箇所を見積書どおりに伝えます。満了日と走行可否を確かめ、車をどこから引き取るか決めます。
不適合項目
どの部位が検査に通らないのか、修理すれば合格見込みか、追加整備の可能性があるかを確認します。説明を書面に残します。
修理前の査定
不適合箇所と見積書を伝え、修理しない状態で査定を受けます。車検切れ後の搬出費用も聞きます。
運転の可否
安全上の問題や車検満了後の走行制限について整備先へ確認します。自走が不適切な場合は引取時の積載方法を相談します。
『車検に通らない』と聞いた箇所を項目別に残します
車検に合格するには修理が必要と工場から聞き、その費用をかけずに手放すなら、指摘された箇所を見積書や点検票から一つずつ読みます。ブレーキ、灯火、排気などのどの部分についての説明か、工場が実際に見たのか、検査を受けて指摘されたのかを分けます。『車検不合格』という言葉だけを引取先へ送ると、車の現在の状態が伝わりません。工場の説明をそのまま記録し、所有者が故障原因まで診断したように書かない方が正確です。
工場の見積書に、車検のため必要と説明された修理と、今後の維持を考えた追加の提案が並ぶ場合があります。どこまでが受検の前提で、どこからが任意の整備かを工場へ聞きます。ただし手放す決定をした後は、どれを直せばあと何年乗れるかという検討に戻る必要はありません。引取先へ渡す資料として、車の動きに関わる指摘、車体や灯火の見える損傷、まだ確認していない範囲を分けます。見積額を車両の価値そのものに置き換えないことです。
点検のため外した部品が今どこにあるかを聞きます
修理箇所を調べるために車を分解しているなら、現在の車がどんな姿で保管されているかを工場へ聞きます。車輪を外したまま、ライトを外したまま、内装を開けたままでは、入庫した時の写真で引取方法を決められません。外した部品が車内にあるのか、工場の棚にあるのかも確認します。車と一緒に引き渡す物を一覧にし、工場が部品を元へ戻す作業をするのか、現状のまま渡すのかを決めます。
部品を元へ戻す費用が発生するなら、引取先へ『戻さず現状で受けられるか』を聞くこともできます。戻す前後で車の積載方法が変わるなら、その条件も説明してもらいます。工場が安全上の理由で車を自走させないと説明している場合、引取先の見積にその情報を入れます。試しに短距離だけ運転して工場の外へ出す必要はありません。工場の作業区画から積載車を停められる位置まで、誰が車を移すのかを双方へ確認します。リフト上や整備区画に置いたままなら、引取車がその場所へ入ることは難しいかもしれません。工場側で車を地面へ下ろせる日時、車輪を戻す必要があるか、引取担当が待機できる場所を聞きます。作業を終えてから引取先が来るのか、同じ時間に連携するのかで、予約の取り方も変わります。

相談するとき、手元にあると役立つもの
- 不適合項目・整備見積もり
- 車検満了日
- 整備担当者の走行上の指示
問い合わせるときの伝え方
電話やLINEでは、たとえば次のように伝えられます。
車検に必要な修理は見送ります。指摘箇所は【内容】、満了日は【日付】です。現状での査定と搬出方法を教えてください。
まだ分からないことは「不明」と伝えてください。書類や写真は、送り方を案内してもらってから用意します。
検査を受けた車と、見積だけの車は違います
『車検に通らない』と聞いても、実際に検査を受けて結果が出たのか、事前点検で修理が必要と説明されたのかで手元の資料は異なります。前者なら結果の書面があるか、後者なら点検票と見積書の範囲がどこまでかを確認します。引取先に検査済みと伝えるときは、検査を受けた日と、その後に車を動かしたかを添えます。見積だけなら『工場の事前点検で修理が必要と言われた』と、言葉を正確にします。
修理せずに工場から車を戻した場合、工場から運転して帰ったのか、積載車で運んだのかも分けます。帰宅した日を実走行の最終日と決めつけないためです。工場へ預けたままなら、車検満了日と保管期限を別に確認します。車検がまだ残っていても、不具合を指摘された車を引取先まで運転できるとは限りません。国土交通省は車検の有効期間内の安全性を保証しないと案内しています。現在地からの搬出方法を車の状態に合わせて相談します。

不適合箇所の判断は整備先へ任せ、査定先には指摘された内容をそのまま伝えます。
車検に通らない車でも売却できますか?
状態や車検残、移動方法などで条件は異なります。指摘箇所と満了日を伝え、現状査定と搬出方法を確認してください。
工場の精算と廃車引取の見積を並べます
修理しないことを工場へ伝えたら、診断料、検査を受けた場合の費用、部品を元へ戻す費用、保管料のうち、既に発生したものを確認します。修理の見積額にはまだ頼んでいない作業が含まれるため、全額を支払う前提にしないでください。逆に修理を断れば工場への支払いがなくなるとも決めつけません。支払日と車を外へ出せる日が同じかを聞き、引取先の作業日と合わせます。
引取先からは、車体の評価だけでなく、工場からの積込み、外した部品の運搬、手続きにかかる費用の有無を答えてもらいます。工場へ払う額と引取先から受け取る額は別の契約です。修理費をかけなかった分を引取額へ足して考えるのでなく、実際に残った支払いと受取額を記録します。写真だけの概算なら、現車を見て金額が変わる条件を聞きます。工場が外した部品の有無が査定条件に入っているかは特に確認します。
車検修理をしない現状で引渡しを依頼します
相談文には『車検のため○○の修理が必要と工場から説明されましたが、修理せず手放します。車は現在○○にあり、部品は○○の状態です。現地から引き取れる方法を知りたいです』と書けます。受検済みか事前点検か、車検証の満了日、工場から最後に動かした方法も添えます。専門的な故障名を言い換えて作る必要はありません。工場の資料と現在の写真を分けて送り、何を相手が実際に見たか分かるようにします。
廃車ネットの公開案内は、車両状態と保管場所を聞いて査定と引取方法、費用の有無を案内する内容です。車検不適合といわれた車の買取額や無料引取を保証するものではありません。回答には、修理をしない車の状態、外した部品、今の保管位置からの搬出、車検満了後の運搬が含まれるかを見ます。工場の精算と引取日が合い、現車確認後の変更条件が分かったら、引渡しを進められます。車検を通すかの判断を繰り返さず、残る実務を終えるための質問に絞ります。
もう少し詳しく知りたい方へ
あわせて確認できる公表資料
- 国土交通省 点検整備の必要性
車検有効期間内の安全性は保証されないという説明。
- 国土交通省東北運輸局 車検切れ車両の運行
有効な車検証がない車を道路で運行できない原則。
廃車ネットへ相談する
広告・優先掲載 相談先:廃車ネット(サイセイ自動車)
相談対象・進め方は、掲載事業者の廃車ネットの公式相談案内で確認できます。
車の状態と置いてある市区町村、引き取りを希望する時期をお伝えください。引き取りができるか、費用はいくらか、いつ来てもらえるかは、車と駐車場所の条件によって変わります。案内された内容を確かめてから依頼を決めてください。
内容確認日:2026-10-29。相談文は状況を伝えるための例です。実際のお客様の体験談・口コミではありません。必要書類や手続きは車種・名義などで異なるため、管轄窓口や相談先の案内をご確認ください。

