福祉車両へ乗り換えるなら、新しい車が使える日まで旧車を残すか決めます。旧車の補助装置を外すのか一緒に渡すのかで、費用と査定条件が変わります。
納車までの足
新しい福祉車両が使える日と、旧車が必要な最後の日を確認します。
補助装置の扱い
後付け装置の所有者と移設可否を販売店等へ聞き、外す日を決めます。
査定へ伝える範囲
装置を残すか外すかで車の状態が変わります。見積もり前に写真と予定を伝えます。
古い車を渡す日は、新しい車を使える日から考える
家族の事情に合わせて福祉車両へ乗り換える場合、古い車を手放す日と、新しい車で実際に移動できる日をつなげて考えます。注文時に聞いた納期と、鍵を受け取れる日は同じとは限りません。販売店へ現在の予定を尋ね、旧車の引取先には確定した日付なのか、まだ調整中なのかを区別して伝えてください。
すでに新しい車を受け取っているなら、古い車の整理のために同じ購入判断をやり直す必要はありません。残っている予定は、旧車から用品を移す日、最後に必要な荷物を運ぶ日、引取に立ち会う日です。通院や家族の予定と重ならないように、短い作業でも誰が対応するかを分けておきます。
納車が延びたときに旧車を使い続けられるとは限らないため、移動が必要な日が迫っている場合は代わりの手配を別に考えます。普通の代車があれば足りるかどうかも、乗る本人や同乗者の状況によって違います。必要な移動条件を伝え、実際に使える車両と日時を確認してから予定へ入れます。
本人と支える人が、新しい車の扱いを確認できる時間を取る
納車の説明を聞く人と、普段乗降を手伝う人が別になるなら、後から説明を伝えるだけで足りるかを販売店へ相談します。家族の中で複数人が使う場合も、それぞれが操作を確認できる機会を設けておくと、旧車を渡した翌日から担当が変わっても戸惑いにくくなります。
車いすを使用する場合、車いすが載る寸法や乗り方は車両の仕様に合わせて確かめます。日産の案内では、乗車可能な車いす寸法と、展示車・試乗車での確認が示されています。車いすや車両が変わったときは以前の組み合わせと同じだと考えず、使用する実物について販売店に尋ねてください。
スロープ、リフト、座席の動かし方、固定装置の操作は、ここで一律の手順を覚えるものではありません。車両の説明書と販売店の案内で確認します。トヨタの公式相談窓口も、実車映像を使った乗車方法や固定方法の確認を案内しています。旧車を整理する作業の合間に、疑問を聞ける連絡先を手元へ残しておきます。

相談するとき、手元にあると役立つもの
- 新しい車の納車予定と旧車の装備
- 新車の納車予定日
- 補助装置の所有者と移設予定
問い合わせるときの伝え方
電話やLINEでは、たとえば次のように伝えられます。
福祉車両へ乗り換える予定です。現車は〇日まで必要で、装備は〇〇です。引渡し日と装備込みの条件を教えてください。
まだ分からないことは「不明」と伝えてください。書類や写真は、送り方を案内してもらってから用意します。
駐車枠が空くだけで、乗り降りの場所まで整うとは限らない
古い車を渡した後に同じ駐車枠へ新しい車を置く予定なら、乗降時に使う場所を別に確認します。車を止めた状態だけでなく、ドアや装置を使うときに周囲へどれくらいの空間が必要か、販売店に敷地の状況を伝えて相談してください。必要な幅や距離を、他の車種の写真から推測しないようにします。
隣の車、壁、門扉、植木鉢など、普段は気にならなかった物が動線に入ることがあります。設備を勝手に移したり加工したりする前に、敷地を管理している人や販売店へ確認します。集合住宅の共用部分を使う必要がある場合も、使える範囲や時間を管理者に聞いてから予定を組みます。
旧車の引取と新しい車の受取を同じ日にするなら、二台が一時的に重なる時間がないかを見ます。積載車が来る場所と、新しい車で乗降する場所が同じなら、作業順の調整が必要です。双方の担当へ同時に行う別の作業があることを伝え、家族が現地で判断を迫られないようにします。
車に付けた用品と、本人が使う物を分けて回収する
車内にあるクッション、足元に置いていた物、外出用のかばんなどは、古い車の備品としてまとめず、本人が日常で使う物かを確認します。必要な日に見つからないことを避けるため、先に家へ持ち帰り、次の外出で使う物を一つの場所へ集めておきます。
旧車に後付けした手すりや乗降を補助する用品がある場合は、取り外す予定と現状を査定先へ伝えます。次の車でも使用できるか、安全に取り付けられるかは、用品や車両の取扱先に確認してください。形が合いそうだからという理由で、古い車と同じ位置へ自己判断で取り付けることは避けます。
借りている物や家族以外の所有物が積まれているなら、返却先と返す方法を先に決めます。引取先へ渡す対象は車と契約に含めた装備です。生活用品や借用品まで受け取ってもらえるとは考えず、回収が難しい大きな物は、誰に手伝ってもらうかを引取日より前に相談します。

補助装置を外す作業は、新車の納車日より前に必要になる場合があります。
新しい福祉車両が届く前に旧車を渡せますか?
生活上の移動を確保できるかを先に確認し、日程を決めます。
旧車にも補助装置が付いている場合
これまでの車にも乗降や運転を補助する装置を追加していた場合は、その装置の名称、取り付けた店、説明書や作業記録の有無をまとめます。写真だけでは装置の仕様まで分からないことがあります。『標準の状態から何を変えたか』を伝えられる資料があると、現車を見る担当者が確認すべき点を絞れます。
取り外して元へ戻すことを考えていても、査定前に作業を依頼するのではなく、付いたまま引き渡す条件と、取り外す場合の扱いを尋ねます。装置の所有者が別にいる場合や借用品の場合は、返却先の指示も必要です。車を引き取る業者と装置を扱う店のどちらが何を担当するかを決め、取り外した部品だけが引取日に残らないようにします。
旧車の相談では、車の情報から伝える
古い車の査定や引き取りでは、車種、名義、車の状態、所在地、希望日を伝えれば、次の確認へ進めやすくなります。乗換えの理由として家族の事情を細かく説明する必要はありません。『福祉車両へ乗り換えるため、今の車を整理したい』という伝え方から始め、日程や立会いに関係する条件だけを補います。
立会い中に家族への対応が必要になる場合は、一度に長い時間を取れないことを事前に伝え、作業の見込みと連絡方法を聞きます。書類の記入、車内の片付け、当日の説明を全て引取日にまとめず、先にできることを進めておくと現地の負担を減らせます。
手続きが終わった後も必要な連絡は、車の引取先、新しい車の販売店、保険などの契約先で別々です。旧車の引渡しで受け取った書面と、新しい車の取扱説明書を同じ束にせず、それぞれの連絡先とともに保管します。旧車の完了連絡がまだなら予定日を残し、新しい暮らしの準備の中で確認を忘れないようにします。
もう少し詳しく知りたい方へ
あわせて確認できる公表資料
- 日産 はじめての福祉車両・種類と選び方
車いす寸法と展示車・試乗車での確認、操作方法についての案内。個別利用者への医療的適合や地域の提供可否を示さない。
- トヨタ 福祉車両オンライン相談窓口
実車映像を使った乗車方法等の相談内容。修理受付ではない。
廃車ネットへ相談する
広告・優先掲載 相談先:廃車ネット(サイセイ自動車)
相談対象・進め方は、掲載事業者の廃車ネットの公式相談案内で確認できます。
車の状態と置いてある市区町村、引き取りを希望する時期をお伝えください。引き取りができるか、費用はいくらか、いつ来てもらえるかは、車と駐車場所の条件によって変わります。案内された内容を確かめてから依頼を決めてください。
内容確認日:2026-10-29。相談文は状況を伝えるための例です。実際のお客様の体験談・口コミではありません。必要書類や手続きは車種・名義などで異なるため、管轄窓口や相談先の案内をご確認ください。

