横転・転落した車は、まず現場の安全と警察・保険の手続きが優先です。調査や撤去の許可が済んでから、回収場所と車の状態を引取先へ伝えます。
現場での安全
車両が不安定、液体が漏れている、道路を塞いでいる場合は自分で触れず、関係機関の指示を受けます。写真撮影も安全が確保されてから行います。
検証と保険
警察の確認や保険会社の損害調査、レッカー手配が完了しているか確認します。移動・処分の前に必要な記録を残します。
保管施設との調整
回収先の施設へ引取可能日、保管料、立会いの要否を聞きます。積載に特殊な作業が必要か車の状態も伝えます。
まず車の現在地を確定します
横転や転落をした車は、事故現場からすでに工場や保管場所へ運ばれている場合と、回収の段取りが残っている場合があります。引取を相談するとき、事故が起きた場所だけでなく、車が今どこにあるかを伝えます。現場に残る車なら、誰が現場を管理し、どの業者が回収を手配するかを関係先に聞きます。持ち主が車へ近づけない状態なら、写真や車内の物を取るために無理に現場へ入る必要はありません。
すでに回収されているなら、回収日と移された先を控えます。保管先の住所だけでなく、車がどの位置に置かれ、外部の引取車両が入れるかも聞きます。横転した車を起こして置いた後の状態は、事故現場の写真と違います。引取先へは現在の写真があるか確認し、ない場合は保管先から状態を説明してもらう方法を相談します。
現場からの回収と廃車の引取は別の作業です
転落した場所から車を引き上げる作業と、回収後の保管先から廃車として引き取る作業は、担当者も費用も異なることがあります。最初の回収費用を誰へ払うか、車がどこへ運ばれるかを先に聞きます。回収業者がそのまま車を処分するとは限らないため、車を受け取った保管先の連絡先を残します。引取先の見積もりには、どの地点からの搬出を含むかを明記してもらいます。
車がまだ側溝や斜面にある場合、写真だけで回収方法を所有者が選ぶ必要はありません。現場の管理者や回収担当者の説明を受け、そこから保管場所までの段取りを確定します。引取先へ事故現場の住所だけを伝えて廃車の費用を聞くと、回収作業まで含む回答か分かりません。作業を二段階に分け、各段階の担当と費用を記録します。

相談するとき、手元にあると役立つもの
- 事故後の保管場所・管理者
- 警察・保険の確認状況
- 車両全体と損傷箇所の写真
問い合わせるときの伝え方
電話やLINEでは、たとえば次のように伝えられます。
横転/転落事故後、車は【保管先】にあります。警察の確認は【状況】、保険調査は【状況】です。車体は【変形・液漏れ等】の状態なので、処分前に必要な確認と安全な搬出手順を相談したいです。
まだ分からないことは「不明」と伝えてください。書類や写真は、送り方を案内してもらってから用意します。
車体全体の状態を一語で済ませません
横転した車は、上面だけでなく側面、底面、窓、車輪など複数の箇所を調べる必要があるかもしれません。ただし、持ち主が見えない部分を損傷済みと断定しないでください。実際に写真で確認した箇所、工場から指摘された箇所、まだ見ていない箇所を分けます。窓が割れている、ドアが開かない、タイヤの向きが変わっているといった状態は、引取の搬出方法にも関わります。
車を起こした後にエンジンが掛かったかどうかも、回収担当者に聞いた範囲で伝えます。事故前に走れていたことを現在の走行可能と同じ意味にしません。車が保管場所の奥にあるなら、車輪が回るか、鍵があるか、誰が入口へ出すかを確認します。現場の衝撃が大きかったことだけで、どんな積載方法が必要かを所有者が決める必要はありません。
車内の荷物へ無理に手を伸ばしません
横転や転落の後は、車内の荷物が普段の位置から動いている場合があります。車検証、ETCカード、鍵、私物がどこにあるかを思い出し、回収先の担当者に伝えます。車が不安定な場所にあるなら、荷物のために車内へ入る予定を組まず、回収後に確認できる時間を聞きます。ドアや窓が開かない車なら、取り出し方も保管先と相談します。
荷物を受け取るときは、車と一緒に引取先へ渡す物、本人や家族が持ち帰る物を分けます。仕事の道具や家族の物があるなら、持ち主に確認します。車両を先に引き渡すと取りに戻れない場合があるため、荷物を見られる日と車を出す日を別に決めます。取り出せない物が残るなら、引取先へその状態を伝えてから依頼します。ドラレコの記録媒体が車内にある場合は、事故について関係先が確認する必要があるかを尋ねます。車から取り出せないなら、そのことも伝えます。事故に関する資料を使う相手と、廃車として車を受け取る相手が同じとは限らないので、記録の受渡し先を混ぜないようにします。

事故現場の写真は安全な位置から。車へ近づく許可が出るまで待ちます。
横転した車はどこから引き取りを相談すればよいですか?
まず警察・保険会社・保管施設の確認を終え、引取可能な状態か確認します。場所、車体の状態、搬出制限を伝えて対応方法を相談してください。
事故後の連絡先と引取日を合わせます
警察や保険会社、現場の管理者とやり取りが残っているなら、車を移してよい時点をそれぞれの担当に確認します。事故後の記録や写真が必要な段階で保管先から車を出すと、後から同じ状態を見られません。国土交通省の事故後案内では警察への連絡や事故状況の記録が示されています。補償の判断や保険金の額は、引取先ではなく契約と事故状況を扱う窓口へ聞きます。
保管料が発生している場合、関係先の確認が終わるまでにいくら増えるかを保管先に聞きます。急いで車を動かす前に、必要な確認が残っているかを明らかにし、その日程と保管期限を並べます。回収担当と引取担当が違うなら、車を受け渡す窓口も区別します。本人が現場へ行けない場合に誰が立ち会えるかも早めに伝えます。
見積もりは回収済みの車の状態で読みます
車がすでに保管先へあるなら、その地点からの引取として査定を依頼します。車体の写真、車輪やドアの状態、鍵の所在、保管場所の出入口を示します。事故直後の写真だけを使った概算なら、回収後の現車確認で金額が変わる条件を聞きます。車体の損傷に加えて、保管先から積載場所まで車を動かす作業が費用に含まれているかを見ます。
買取額が付く場合でも、現場からの回収費、保管費、廃車としての引取費は別に並べます。提示された金額から何が差し引かれるかを確認し、最終的な受取額または支払額を見ます。回収と引取を同じ会社が行う場合も、各作業の範囲を分けて回答してもらうと判断しやすくなります。
もう少し詳しく知りたい方へ
この内容に関係する参考資料
- 国土交通省 交通事故にあったらまずどうする
事故後の警察への連絡・状況記録を確認する資料です。車両保険の補償や処分時期は契約先へ確認します。
廃車ネットへ相談する
広告・優先掲載 相談先:廃車ネット(サイセイ自動車)
相談対象・進め方は、掲載事業者の廃車ネットの公式相談案内で確認できます。
車の状態と置いてある市区町村、引き取りを希望する時期をお伝えください。引き取りができるか、費用はいくらか、いつ来てもらえるかは、車と駐車場所の条件によって変わります。案内された内容を確かめてから依頼を決めてください。
内容確認日:2026-10-29。相談文は状況を伝えるための例です。実際のお客様の体験談・口コミではありません。必要書類や手続きは車種・名義などで異なるため、管轄窓口や相談先の案内をご確認ください。

