玄関や車いすの通路を空けたいなら、車をどこまで動かせばよいかを先に測ります。その結果をもとに、一時移動と引取を比べます。
使う動線
車いすや歩行補助具が通る位置と幅を実際に測り、車をどこまで動かせば通れるか決めます。
仮の安全
引取日まで通路を塞ぐなら、車いすの回転場所も含めて代替動線を確保します。
搬出の障害
玄関前の段差、勾配、門の幅と搬出車の停車位置を写真で伝え、引取方法と費用条件を確認します。
誰がいつ通る道かを先に書く
玄関へ向かう通路に使わない車があり、車いすや歩行補助具で通りにくいなら、車を片付ける目的は「駐車枠を空ける」より具体的です。本人が玄関から門までどう進むか、家族が荷物を持って一緒に通るか、送迎車へ乗り換える場所はどこかを実際の予定に沿って見ます。必要な幅や曲がる場所は使う道具と人によって違うため、一般的な数字を当てはめず、本人と支える人が普段通る位置を現地で確認します。車の角だけ避ければよいのか、車全体があると通れないのかを分けると、引取先へ困っている場所を説明しやすくなります。
通路を空ける期限も、単に「早め」ではなく、外出予定や支援サービスが始まる日と合わせます。玄関前で人が回る場所が必要なら、車の横を通れるだけで足りるとは限りません。写真を撮るときは車単体でなく、玄関、門、車の位置関係を一枚に入れ、通る経路を別の写真で示します。本人の身体の状態を引取先へ詳しく説明する必要はありません。「この通路を〇日までに使えるようにしたい」という希望と車の位置が伝われば、作業日程を相談できます。動線が日によって違うなら、最も頻繁に使う出入口を基準に考えます。
少しずらす案と車を引き取る案を混同しない
通路を空けるために車を少し動かせば足りるように見えても、その先の駐車位置に置いてよいかが別の問題です。敷地内で一時的に寄せるなら、寄せた後も門や別の車の出入りを塞がないかを見ます。家族が車を手放すと決めているなら、一時移動のためだけに費用や人手を使う前に、現在の位置から引き取ってもらう日程を聞けます。車を手放すかどうかが未定なら、移動先の権限と期間を確認し、引取の見積もりとは別の依頼として相談します。
車の始動状態が分からない場合、通路を急いで空けたいからと家族で押したり、傾斜のある敷地でブレーキを解除したりする必要はありません。車輪や鍵の状態を分かる範囲で伝え、移動だけを頼む相手と、車を引き取る相手にそれぞれ作業範囲を聞きます。車を敷地外へ出すなら、置ける場所を決めてから移します。玄関が通れるようになっても、公道や他人の区画に車を残す予定では解決しません。引取を選ぶ場合は、名義人の意思と書類もあわせて準備します。

相談するとき、手元にあると役立つもの
- 通路幅
- 車検証
- 段差写真
問い合わせるときの伝え方
電話やLINEでは、たとえば次のように伝えられます。
玄関への通路を空けるため車の移動を考えています。必要な通路幅と敷地の段差をお伝えします。一時移動と引取の方法を教えてください。
まだ分からないことは「不明」と伝えてください。書類や写真は、送り方を案内してもらってから用意します。
引取日までの通行をその日の暮らしで考える
引取予約が取れても、作業日まで玄関前の車は残ります。いつもの通路が通りにくいなら、本人が別の出入口を使えるのか、家族が付き添う必要があるのかを、実際の外出予定で確認します。別の出入口に段差や狭い曲がり角がある場合、見た目だけで通れると判断しないようにします。車を渡すまでの間だけだからと、無理な経路で出入りを続ける予定にせず、必要なら支援に関わる人や敷地の管理者へ現在の通路の状況を伝えます。車を動かす日を早められるかも引取先へ相談できます。
搬出当日は積載車や作業員が通路を使うことがあります。本人の外出や送迎の時刻と重なると、車が出て行くまで玄関から出にくくなる可能性があります。引取側の作業時間帯と家族の移動予定を並べ、作業中に使う別の出入口や待機場所が必要かを考えます。玄関前で作業する人と通行する人が同時に動かないよう、立会い担当を決めて声を掛け合います。必要な通行の条件を引取先へ伝え、車の移動方法を現地の作業担当に示してもらいます。車の下や周囲へ手を入れて自分で通路を広げようとしないようにします。

入口と通路の写真に、必要な幅を添えて相談します。傾斜がある場所では自分で車を押さず、作業方法を聞きます。
車を少し動かすだけでも相談できますか?
一時移動と引取では手配が異なります。必要な幅といつまでに通れる必要があるかを具体的に伝えてください。
玄関から道路までの搬出経路も別に見る
本人が通る道を空けることと、車を積載車へ運ぶことは別の動きです。車が玄関の正面をふさぎ、道路までに曲がり角や門があるなら、車体の向きと前後の空き、段差や勾配を写真に撮ります。積載車がどこに停まれるか、車を敷地内で向きを変える必要があるかは引取側に相談します。写真に通路の幅を入れるときは、測った場所を示し、最も狭い所だけでなく門の開き方も伝えます。家族が通れる幅から車両も出せると推測しないことです。
集合住宅や共同の通路なら、他の住人が使う時間と作業車の一時停車を管理者へ相談します。スロープや手すりなどを外す案が出ても、本人が使う設備を引取の都合だけで変える前に、管理者や設置した相手へ確認します。現場確認が必要なら、下見の日と実際の引取日を分け、下見の時点で本人の通行を妨げない場所から写真を撮れるかを聞きます。車を出した後に通路を使えるかは、残る資材や車止めの位置にもよるため、引取後の現場を家族が確認します。
費用と通路が使える日を同じ回答で受け取る
引取先には、車種、名義、現在の駐車位置、最後に動かした時期、玄関へ通る経路を伝えます。希望するのは、車を今ある位置から撤去して通路を使える状態にすることです。査定額だけを比べず、非自走の場合の搬出費、運搬費、手続き費、現車確認で変わる条件と作業可能日を一緒に見ます。公開案内の無料引取という表現があっても、段差や狭い門のある現場の追加作業まで保証するものとは読みません。引取側が通路の確保を請け負うと断定せず、車を出した後の状態を家族が現地で確認します。
引渡し後は、玄関から門まで、本人が普段通る道をもう一度見ます。車がなくなっても、片付けた荷物や引取作業で移した物が通路へ残る場合があります。車の引取を示す書面と通路が空いた写真は別に残します。車の登録上の手続きが後日続くなら、その連絡を受ける人も決めます。通路の使い方に関わる困り事が解消したかは、引取額だけでは測れません。どの日から、誰が、どの出入口を使えるようになったかを本人と家族で確かめて、次の外出予定へつなげます。
もう少し詳しく知りたい方へ
あわせて確認できる公表資料
- 国民生活センター 増加する中古自動車の売却トラブル
2023年3月22日公表の注意喚起を2026年10月29日に再確認。中古自動車として売る場合の資料。廃車の全契約や特装車の取引へ一律適用しない。
廃車ネットへ相談する
広告・優先掲載 相談先:廃車ネット(サイセイ自動車)
相談対象・進め方は、掲載事業者の廃車ネットの公式相談案内で確認できます。
車の状態と置いてある市区町村、引き取りを希望する時期をお伝えください。引き取りができるか、費用はいくらか、いつ来てもらえるかは、車と駐車場所の条件によって変わります。案内された内容を確かめてから依頼を決めてください。
内容確認日:2026-10-29。相談文は状況を伝えるための例です。実際のお客様の体験談・口コミではありません。必要書類や手続きは車種・名義などで異なるため、管轄窓口や相談先の案内をご確認ください。

